こんにちは!ジリキウェブスクールの森です!
Adobeから提供されているIllustrator(イラレ)は、初心者向けのアプリというわけではありません。ウェブデザインを始め、紙面の広告など、イラストを取り扱う仕事をしている人は、Illustratorを使用することが多いです。
目次
ペンツールを使えば図形の形が自由自在
Illustratorの中でまず押さえておきたい機能は、ペンツールです。
これはフリースタイルで直線や曲線をかけるツールで、Illustratorにデフォルト設定されていない図形を書くときに役立ちます。
Illustratorの中のシェイプ形成ツールという機能を使うと、手書きでは難しい図形でも、比較的簡単に形を整えることができます。
今回は、○と□でうさぎを描いてみようと思います!!
まずは図形ツールでパーツを作ります。
うさぎの耳は、四角と楕円を組み合わせていますが、まだバラバラの状態です。
シェイプ選択ツールの出番です!
まずは重ねたい図形を二つ選択します。
二つの図形をくっつけます。
Illustratorで提供されている図形を複数組み合わせて大まかなアウトラインを作ったら、シェイプ形成ツールを利用して、アウトラインをより滑らかにして形を整えていきます。
基本図形を組み合わせるだけでも、このツールを使えばオリジナリティ満載の図形作成ができます。
ドローイングツールで色を付ける
Illustratorの中でも初心者がぜひ覚えておきたいツールの一つに、ドローイング機能があります。
ブラシや鉛筆、ペンなど、様々なスタイルで色を塗れるので、ペンツールで作った図形の内側に色を付けることができます。色番号と呼ばれている6桁のデータを使って色をピンポイント指定しても良いですし、カラーパレットの中から希望の色を見つけることも可能です。
Illustratorではテキストも作成可能
Illustratorは、バナー作成に役立つアプリです。Illustratorで図形を描いて色を付けたら、別のアプリからテキストを持ってこなくても、Illustrator内でロゴを配置することができます。
Illustratorには文字ツールという機能が付いていて、多種多様なフォントやサイズでテキスト作成ができます。
完成度が一気に上がるブレンドツールと変形ツール
Illustratorで作成したテキストを3Dスタイルにしたり、遠近感を持たせるために変形したりもできます。特に、3Dスタイルは初心者でも使いやすく、それほど手間をかけずにテキストに躍動感や動きを出せる便利な機能です。
3Dスタイルの方法はこちらです。
角度などを自分で調節して、OKを押すと…
完成〜〜〜〜!!!!うさぎが立体的になりました!!!
ブレンドツールも面白い加工ができます!
まずは色の違う図形を二つ用意します。
ブレンドツールを選択
二つの図形をクリックすると、あら不思議!
青○からうさぎの形に変化しています!
遠近感を持たせることができる変形ツールは、変形という点では幅広い使い方ができますが、使い慣れるまでに時間がかかることが多いため、初心者向けではないかもしれません。
とりあえずウェブデザインの副業でお小遣いを稼いでみたいという人なら、変形ツールの使い方が分からなくても、それほど大きく困ることはないでしょう。
全体のバランスを整える機能もアリ
Illustratorには、作成した複数の図形の位置を調整する機能なども付いています。整列ツールを使うと、並んでいる図形のバランスや位置を調整し、より見た目が良いレイアウトにできるでしょう。
バラバラに並んだウサギを、三つまとめてグループ化し、選択します。
また、配置ツールを使うと、画面のサイズに合わせて作成した図形のサイズを自動調整することができ、作成したバナーが大きすぎて画面に収まらないという悲劇を回避できます。
たとえばこんなズレてるうさぎも…
垂直、水平方向に整列すると、背景の大きさに合わせて等間隔に配置してくれます!
Illustratorは極めると奥がとても深いアプリです。ウェブデザイナーとして働きたい初心者が、最初からIllustratorの使い方を全てマスターしようとしても、時間ばかりがかかってしまいます。
初心者なら、基本的な部分を押さえるだけでも業務をこなすことは十分に可能です。基本を押さえた上で、実務の中で少しずつ経験値を高めていくと良いでしょう。
まとめ |
✍Illustratorはウェブデザインや印刷、イラストを使う仕事をする上で必要なツール |
✍図形を使ってイラストが描ける |
✍テキストツールも使え、ロゴ作成も可能 |
✍バランスを整えるツールもある |