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より魅力的なサイトを作るために、Webデザインで知っておきたい色の心理学


ウェブデザイナー

Webデザインにおいて、色は非常に重要な要素です。

色は、ユーザーの視線を誘導したり、感情を喚起したり、Webサイトのテーマや雰囲気を表現したりする効果があります。


色彩心理学は、色の持つ意味や効果を研究する学問です。色彩心理学を理解することで、Webデザインにおいて色をより効果的に活用することができます。


目次



色の心理効果

色には、人々の感情や行動に影響を与える心理効果があります。色の心理効果は、色相、明度、彩度によって異なります。


①色相

色相は、赤、青、緑などの色味のことです。色相によって、以下の心理効果があります。


  • 赤:興奮、情熱、注意、エネルギー、危険、警告 赤色は、Webサイトやアプリの注目を集めたい場合に効果的です。

  • 黄色:明るさ、元気、陽気、活気、幸せ 黄色は、Webサイトやアプリに明るい印象を与えたい場合に効果的です。

  • 緑:自然、癒し、安らぎ、成長 緑色は、Webサイトやアプリにリラックス感を与えたい場合に効果的です。

  • 青:落ち着き、知性、信頼、平和、冷静 青色は、Webサイトやアプリに信頼感を与えたい場合に効果的です。

  • 紫:高貴、優雅、神秘、高級感 紫色は、Webサイトやアプリに高級感を与えたい場合に効果的です。

  • 橙色:元気、活力、親しみやすさ オレンジ色は、Webサイトやアプリに親しみやすさを与えたい場合に効果的です。

  • 白色 白色は、清潔、無垢、純粋 白色は、Webサイトやアプリに清潔感を与えたい場合に効果的です。

  • 黒色 黒色は、重厚、高級感、モダン 黒色は、Webサイトやアプリに高級感やモダンな印象を与えたい場合に効果的です。


色の心理学はあくまでも一般的な傾向です。


実際のWebデザインでは、ターゲットユーザーやWebサイトやアプリの目的に合わせて、色を効果的に使いこなすことが大切です。



②明度

明度は、白に近い明るい色から黒に近い暗い色までを表します。明度によって、以下の心理効果があります。


  • 明るい色:明るさ、軽さ、開放感

  • 暗い色:重さ、落ち着き、高級感


③彩度

彩度は、色の鮮やかさを表します。彩度が高いほど、鮮やかな色になります。彩度によって、以下の心理効果があります。


  • 彩度が高い色:目立つ、印象的、活気

  • 彩度の低い色:落ち着き、優しい、大人っぽい



Webデザインにおける色の活用

Webデザインにおいて、色は以下の目的で活用されます。


  • ユーザーの視線を誘導する

  • ユーザーの感情を喚起する

  • Webサイトのテーマや雰囲気を表現する


①ユーザーの視線を誘導する

ユーザーの視線を誘導することで、重要なコンテンツをより効果的に伝えることができます。例えば、メインビジュアルやボタンなどに、彩度の高い色や明るい色を使うことで、ユーザーの視線を集めることができます。


②ユーザーの感情を喚起する

色には、人々の感情を喚起する効果があります。例えば、食品のWebサイトでは、黄色やオレンジなどの暖色系を使うことで、美味しそうなイメージを表現することができます。


③Webサイトのテーマや雰囲気を表現する

Webサイトのテーマや雰囲気を表現するために、色を活用することができます。例えば、ファッションのWebサイトでは、明るい色や鮮やかな色を使うことで、華やかな雰囲気を演出することができます。



Webデザインにおける色の使い方

Webデザインにおける色の使い方には、以下のポイントがあります。


  • 色彩心理学を理解する

  • 配色の基本を押さえる

  • 色の組み合わせを工夫する

  • 色の使い方を検証する


①色彩心理学を理解する

色彩心理学を理解することで、Webサイトの目的やターゲット層に合わせて、効果的な色を組み合わせることができます。


②配色の基本を押さえる

Webデザインの配色には、大きく分けて以下の3つの要素があります。

  • ベースカラー:画面の大部分を占める色で、全体の印象を決める。

  • メインカラー:ベースカラーを引き立てる色で、視線を誘導する。

  • アクセントカラー:メインカラーよりも目立つ色で、注目を集める。


これらの要素をバランスよく組み合わせることで、効果的な配色を実現することができます。


③色の組み合わせを工夫する

色の組み合わせには、さまざまなルールがあります。

  • 類似色:隣接する色同士を組み合わせることで、まとまりのある印象を与える。

  • 補色:反対側の色同士を組み合わせることで、コントラストが高まり、視線を引きつける。

  • 中間色:2つの色を混ぜることで、中間の色を作り出す。


色の組み合わせを工夫することで、より魅力的なWebサイトを作成することができます。



④色の使い方を検証する

色の使い方は、実際にWebサイトを作成して検証することが大切です。さまざまな色の組み合わせを試して、ターゲット層に響く色を見つけましょう。


まとめ

Webデザインにおいて、色は非常に重要な要素です。色は、Webサイトやアプリの印象や雰囲気を大きく左右するだけでなく、ユーザーの行動や心理にも影響を与えます。色には、それぞれ異なる意味やイメージがあり、ユーザーの心理にさまざまな影響を与えます。Webデザインで色を効果的に使うためには、色の心理学を理解しておくことが大切です。


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